まとめ~キッチンカーにおすすめのシンクは?~
- 法改正後に対応した手洗い設備のシンクがネットで購入可能
- 価格も7000円台と非常に安い
- 自動式の手洗いが必要な方向けに後付け可能な自動式蛇口栓も8000円台で購入可能
- ポンプが必ず必要なのでインバータなどに費用が掛かってしまう
はじめに
これからキッチンカーの営業許可の取得をしようと考えている方はいませんか?
食品衛生法が改正されてキッチンカーの施設基準も営業できる内容も令和3年6月1日から大きく変わりました。
今回は食品衛生法改正後にキッチンカーの営業許可取得に必要な設備のうちシンクと手洗いについて、おすすめの商品を紹介します。
法改正後の手洗い設備はレバー式や自動式が必要であったり、手洗い設備以外にシンクが必ず1槽必要だったりと、
自治体によってはかなり厳しくなったところも多いのではないでしょうか。
そういった方々に少しでも許可をスムーズに尚且つ低コストで取得できるようにおすすめの商品を紹介していきます。
ぜひ法改正について知らなかった知識を埋めて、許可取得の準備を本記事で進めていただけると幸いです。
本記事を読むメリットのある方
- キッチンカーの営業許可取得をこれから行う方
- 食品衛生法改正後のキッチンカーに必要な設備について知らない方
- キッチンカーに必要な手洗い設備やシンクをまだ備えていない方
- 食品衛生法改正についてわかりやすく理解したい方
キッチンカーの施設基準について
キッチンカーの許可取得に必要な施設基準について別記事でまとめているのでそちらを参考にされてみてください。
ちなみに今回紹介するシンクや手洗い設備に関しては主に以下のようになっています。
キッチンカーの手洗い設備とシンクについて
- 手洗い設備は再汚染を防止で知る構造にしておくこと(自動式手洗いやレバー式蛇口栓が必要)
- シンクは必要に応じて設置すること(手洗い設備とは別に最低1槽必要)
商品紹介
手洗い用のシンク
今回の食品衛生法改正で手洗い設備に対して非常に厳しくなりました。
具体的には手洗い設備は自動式やレバー式の蛇口栓を求めるようになり、これまでハンドルタイプの手洗い設備で対応していた方は改善が必要になりました。
また自治体によって手洗い設備は自動式の蛇口栓しか認めない所もあれば、
レバー式の手洗い設備でも認める所もあったりと様々です。
今回はレバー式と自動式それぞれ紹介しておきます。
レバー水栓タイプシンク
◎本商品のメリット・デメリット
【メリット】
- レバー式蛇口栓が付いている
- 価格が安い
- シンクの高さを自分で調節できる
- サイズがコンパクト(A4サイズの紙の1枚半程度)
【デメリット】
- 給水タンクと排水タンクが別売り
- 組み立ては自分でしないといけない
- 台がない
- 自治体によってはレバーの長さが足りないと言われる可能性がある
- 自動水栓しか認めない自治体では別売りの取り付けタイプの自動水栓の購入をする必要がある(本記事の下部で紹介)
この商品はシンクの受けと蛇口しか付いていませんが、
レバータイプの取っ手が付いており法改正後の手洗い設備の基準を満たしています。
また価格が7000円台と非常に安く設備投資額に限りがある方などには最適です。
しかしデメリットとしては、排水用・給水用タンクがないところと、台がないため本商品を固定させることができる台を作るか購入する必要があります。
ただ個人的にはキッチンカーは限られたスペースでシンクを置かなければならないため、
自分でシンクの高さなどを調節できる方が使い勝手が良いと感じました。
少しレバー部分の柄が短いので改善を求められるかもしれませんが、ホームセンターで柄を伸ばす機材を備えれば大丈夫です。
自動式水栓タイプのシンク
自動式の水栓はキッチンカーを工事して付けるとなると膨大な資金が掛かるため、
電源いらずで後付けでも対応可能なものを紹介します。
基本的に上で紹介したレバータイプのシンクの蛇口部分に紹介する商品を取り付けるだけで大丈夫です。
◎本商品のメリット・デメリット
【メリット】
- 価格が他の後付けの自動式水栓より安い(本商品:8000円、他商品:2万以上するものも)
- 充電式で電源いらず
- 蛇口の口に取り付けるだけ
- 基本的にどの蛇口でも対応可能
- 小型で取り付けやすくキッチンカー向き
【デメリット】
- 充電式で電源が切れたときが面倒
- 最安でも8000円はかかる
この商品はかなり取り付けが簡単で、自分でキッチンカーを組み立てる方にはかなりおすすめです。
自動式水栓を求めている自治体で営業をする予定の方にはかなりありがたい商品です。
しかしバッテリー式なので充電が切れたときは面倒です。
作業用のシンク
作業用のシンクですが個人的には上記で紹介した手洗い用のシンクを2つ設ける形でも良いと思いますが、
参考までに別のシンクも紹介しておきます。
◎本商品のメリット・デメリット
【メリット】
キッチンカー向きに設計されている
かなり小型で作業スペースに限りがある方に最適
そこまで高価ではない
【デメリット】
ハンドル式の蛇口栓のため手洗い設備用シンクとしては設置不可
蛇口栓がシンクの中にあり少し手狭
シンク自体がとてもコンパクトすぎる
このシンクはハンドル式なので手洗い設備としては使用が難しいです。
なのでサイズを合わせる意味でも、個人的には最初に紹介したシンクを2つ用意して片方を手洗い設備用として設置する方が良いかもしれません。
タンク
次に蛇口に取り付けるタンクの紹介します。
今回の法改正で車に積むタンクの量で提供できるメニューが変わってくるのでとても重要なところです。
折りたたみタイプのタンクもありますが、保健所によっては認めていない所もあるので、
一般的なタンクで、使い勝手が良いものを紹介しておきます。
◎本商品のメリット・デメリット
【メリット】
- 真四角のタンクのためデットスペースがない
- タンク同士の連結が可能
- キッチンカー向きに設計されている
【デメリット】
- 最大40Lまで(80L以上を求める場合は追加購入が必要)
- 一般的なタンクより高価(14500円)
ポンプ
今度はポンプの紹介です。
ポンプはあまり他に良いものが見つからなかったのでここで紹介している商品より良いものがございましたら
逆にコメントやメールで教えていただけるとうれしいです。
◎本商品のメリット・デメリット
【メリット】
- ホースの長さがキッチンカーにはちょうど良い長さ
- 設置が簡単
- 安い(4000円)
【デメリット】
- 接続部をしっかり固定していないと水漏れが発生する
- 電源が必要
ジェネレーター(インバータ)
上記のポンプを使う場合はどうしてもインバーターが必要になってくるので、こちらも参考にしてください。
インバータは他にも良い商品がありましたが、今回は一番使いやすそうなものを紹介しておきます。
また冷蔵庫などの設置にはどうしても電源がいるので、いずれにしてもインバータの購入はキッチンカーにおいては必須かもしれません。
またインバータもあまり良い商品を知らないので良いものがあれば教えていただけるとありがたいです。
◎本商品のメリット・デメリット
【メリット】
- 二口の電源口がある
- オイル式のため充電は不要
【デメリット】
- オイルで発電するため取り扱いには注意
- 価格が高い(7万円)
法改正後のキッチンカーでできること
今回紹介した設備は食品衛生法改正後の施設基準に順応できるように紹介しています。
実際に食品衛生法改正で新しくキッチンカーでどのような事ができるようになったかは別に記事でまとめているのでそちらを参考にされてください。
ちなみに今までは多くの自治体で生ものや冷たいものの提供は不可としているところが多かったですが、提供できるようになった地域が増えています。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回紹介した商品は食品衛生法改正後の手洗い設備やシンクに対応しております。
だいたいの自治体はこれで対応可能かと思いますが、
広島市などはレバー式でも長さを強く求めていたり自動式を強く求めてきたりするところがあったりする所もあるので、
最終的には保健所にこの商品で大丈夫かを確認しておくことが無難です。
これからキッチンカーの営業許可を取得する方々が少しでも低コストで事業を始められたら幸いです。
また本サイトでは別記事でキッチンカーの営業許可についてまとめ記事がありますので、是非参考にしてみてください。
キッチンカーについてのまとめ記事はこちら
参考資料
厚生労働省(施設基準・営業許可についてスライド資料):PowerPoint プレゼンテーション (mhlw.go.jp)
コメント
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