【まとめ】食品の小分け業の許可に必要な設備は？食品衛生法改正についてわかりやすく解説

まとめ～食品の小分け業の許可取得に必要な設備は～
はじめに
解説
1. 必要な設備
2. 施設基準の原文
さいごに
食品の小分け業のまとめページはこちら
根拠資料

まとめ～食品の小分け業の許可取得に必要な設備は～

自宅ではできない
自動式の手洗い設備とシンクが必ず必要
床と壁は不浸透性の材質が必要
従業員用のトイレにはトイレ専用の手洗い設備が必要

はじめに

令和3年6月1日の食品衛生法の改正・施行に伴い新しい業種としてできた『食品の小分け業』ですが、

実際に取得する場合どんな設備が必要なのかご存じですか？

今回は『食品の小分け業』で必ず抑えておくべき施設基準（必要な設備）について簡単にわかりやすくまとめ解説しました。

もしこれから食品の小分け業を取得する場合ぜひ参考にしてください！

食品の小分け業について確認したい方は別記事でまとめているのでそちらも確認してみてください！

【まとめ】食品の小分け業とは？新しい業種についてわかりやすく解説 | 肥前正宗　食品・グルメ情報サイト (hizenmasamune.com)

※根拠資料は一番下の項目でまとめています。

本記事を読むメリットのある方

食品の小分け業を取得しようと考えている方
お菓子やハムなどの加工品を小分け販売している方
食品衛生法の改正について知りたい方
食品の小分け業について知りたい方

解説

必要な設備

『食品の小分け業』に求められる必要な設備（施設基準）は主に下にまとめているものです。

基本的なところから、知っていないとクリアできない所もあります。

特に従業員用の手洗い設備が自動式手洗いを求めている所はあらかじめ知っておかないと間違った設計をしてしまいかねないですね。

自宅や事務所以外の場所で行う（同じ建物の場合は壁などで区画する）
換気扇
壁や天井は清掃しやすい材質
床や壁は水がしみこまない材質にする
井戸水の場合は水質検査結果の提出
自動式の手洗い設備
床に排水設備
冷蔵冷凍庫
トイレ専用の手洗い設備
ゴミ箱
包装専用の場所
更衣場所
熱湯の供給
冷蔵冷凍庫に温度計
原材料用の保管庫（冷蔵庫など）
原材料をスライス等の加工を行う専用の場所（作業台など）
製品を包装する専用の場所（作業台など）
製品用の保管庫（冷蔵庫など）

ここで紹介したのは厚生労働省が作成した施設基準を元に紹介しています。

この厚生労働省が作った施設基準を元に各自治体で運用していくので自治体によってはより厳しく指導をしてきたり、

逆に緩く指導をしてきたりとあるので、これを元に一度保健所に確認することをお勧めします。

また施設基準の共通基準については別記事でもまとめているのでそちらも参考にしてみてください。

【解説】食品衛生法改正後の共通施設基準をわかりやすく簡単まとめ | 肥前正宗　食品・グルメ情報サイト (hizenmasamune.com)

施設基準の原文

必要な設備の基準が法律で実際どのように決められているのかというと、食品営業許可全体で必ず日満たすべき「共通基準」と

各業種ごとに必要な追加の基準となる「個別基準」の2つあります。

「共通基準」については別記事でまとめているのでそちらを参考にしてください。

「共通基準」
【情報】食品衛生法改正　新しい施設基準は？（原文を紹介） | 肥前正宗　食品・グルメ情報サイト (hizenmasamune.com)

「個別基準」
二十九令第三十五条第三十一号に規定する食品の小分け業
　イ　原材料の保管及び加工並びに製品の包装及び保管をする室又は場所を有すること。
　　　なお、室を場所とする場合にあつては、作業区分に応じて区画すること。
　ロ　原材料及び製品の保管をする室又は場所は、必要に応じて冷蔵又は冷凍設備を有すること。