【解説】食品表示で賞味期限・消費期限の設定方法

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本記事のポイントまとめ

  • 消費期限・賞味期限は事業者が品質の責任を持てる期限
  • 賞味期限や消費期限は科学的根拠に基づいて期限を設定する必要がある
  • 賞味期限などの設定は民間の検査機関で調べることができる

はじめに

これかか冷凍食品やお菓子をネット販売や卸売りを始めようと考えている方はいませんか?

そういった方々に必要になってくるのは、食品の表示です。

食品の表示は対面で直接お客さんに販売しない場合は必ず必須となってきます。

なのでお菓子などをネット販売したり卸販売する場合は対面販売を行えないので、食品表示が必要になってきます。

そして食品表示には様々な細かい取り決めがあり。

表示に誤りなどが発生すると、自主回収をしなければならなくなったりします。

とくに品質を保証する期間である賞味期限や消費期限を誤表記すると間違いなく自主回収の対象になります。

そうならないように今回は、食品の表示のうち『賞味期限』や『消費期限』の設定方法について解説していきます。

もし賞味期限や消費期限の設定に困っている方がいましたら、是非参考にしてみてください。

本記事をオススメしたい方

  • これから冷凍食品やお菓子をネット販売や卸販売をする予定の方
  • 賞味期限や消費期限の設定方法について迷っている方
  • 食品表示について学びたい方

解説(賞味期限の設定はどうしたら良いの?)

賞味期限の設定を適切に行うには、食品の特性や品質変化の要因や原材料の衛生状態、製造・加工自の衛生状態、保存状態など様々な要因を把握した上で食品関連事業者(表示責任者)が設定を行うことになります。

なので、賞味期限は設定した事業者の責任のもと表示する必要があります。

賞味期限の設定方法

民間の検査機関に依頼するのがおすすめ

賞味期限の設定方法としては、食品関連事業者において、客観的な期限設定のために、様々な試験や知識を有効に活用して、科学的・合理的根拠に基づいて期限を設定する必要があります。

なので適当に「だいたい2週間くらいかな」や「いつもこのくらい日持ちしているな」など根拠のない期限設定は基本的にNGになります。

もし、お客さんにこの期限の設定はどのようになっているか?と質問されてもしっかり説明できる根拠を持っている必要があります。

なので一般的に賞味期限を設定する上で、自分で期限設定ができない場合は、販売開始前に民間の検査機関に商品を渡して期限の設定を依頼する方も多くいます。

個人的にも、民間の検査機関で賞味期限の設定をして、そのときの資料を大切に保管して賞味期限を設定するのがベストだと思います。

また、2021年から義務化されたHACCPの各種製造業の手引書の中には、賞味期限のだいたいの競って方法が書かれているものもあります。

たとえば、豆腐製造業向けのHACCP手引書では、賞味期限は製造日から「+2日間」が目安と紹介されています。

このように一部の製造品目ではHACCP手引書の中に書かれている可能性があるのでそちらも参考にしてみてください。

賞味期限の設定はどこがしてくれる?

賞味期限の設定やその他食品に関わる検査をしてくれる期間は全国いろんな会社で行われています。

その中でも今回は全国どこでも対応可能な検査機関を一応紹介しておきます。(※ステマではありません)

その検査機関が『食品微生物センター』です。

賞味期限検査(消費期限検査)|食品の微生物検査・細菌検査の食品微生物センター (sbc-web.com)

この検査機関は店舗から直接検査機関に商品を送付して検査することができます。

さらに送料無料なのでとても便利です。

価格は検査内容によっても異なりますが約2万円と安くはないです。

しかし十分な科学的根拠を持って製品の賞味期限設定ができるので可能な限り検査機関での賞味期限の設定をオススメしています。

一般的には一般細菌が1グラム当たり10万以上出始めると食中毒のリスクも一気に上がるとされているので、一つの判断材料にしておきましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回は食品表示のうち賞味期限や消費期限の設定方法について紹介しました。

賞味期限や消費期限は食べられる方の安全を守る上でもとても重要な表示項目です。

なんとなくでの設定をするのだけは避けて、何かしら根拠を持った期限の設定を行っておきましょう。

食品表示の表示義務のまとめはこちら

食品表示にオススメのラベルプリンター

参考資料

消費者庁:foods_index_18_170901_0016.pdf (pref.ehime.jp)

表示食品
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