【まとめ】キッチンカーの床はどんな材質が必要か?必要な設備を解説

食品
スポンサーリンク

まとめ(キッチンカーの床はどんな材質が必要?)


キッチンカーの床は基本清掃しやすいものであれば良い

必ずしも水がしみこまないような材質のものが必要とは法律上記載されていない!

しかし自治体によっては、独自に県や市の条例で厳しく設定している可能性はある

小さな人気店をつくる! 移動販売のはじめ方 (DO BOOKS)

はじめに

これからキッチンカーを開業しようとしてて、実際に使用するキッチンカーの設備改造や購入をしようと考えている方はいませんか?

今回はそんなこれからキッチンカーを始めようとしてる方に向けて、保健所の許可を取得する上で必要設備のうち、床面について紹介します。

令和3年6月1日から食品衛生法が改正されることもあり、キッチンカーも必要な設備が大きく変わってくることになるので注意が必要です!

もし床面以外の全体の設備について知りたい方は、別記事でまとめているのでそちらを参考にしてください。→【まとめ】キッチンカーに必要な設備についてわかりやすく解説 | 肥前正宗 食品・グルメ情報サイト (hizenmasamune.com)

本記事を読むメリットがある方

  • キッチンカーをこれから開業する方
  • キッチンカーを初めて開業する方
  • 食品衛生法が改正されていることを知らない方

解説

そもそもどこに記載されている?

まずはじめに、キッチンカーに必要な設備の基準がそもそもどこに記載されているかというと、

厚生労働省が作成した食品衛生法 施行規則の中の別表第19という項目に記載されています。

この施行規則を元に各都道府県は運用をすることとなっています。

なので基本的に大きく全国的に必要な設備が異なることはないです。

ただ、多少の違いは各自治体の条例で決まることができるので、実際には申請する保健所に確認は必要です。

キッチンカーの設備について法律の条文:【情報】キッチンカーに必要な設備をについて書かれている法律を紹介 | 肥前正宗 食品・グルメ情報サイト (hizenmasamune.com)

かんたんに解説

食品衛生法の施行規則 別表19 第三号 (ハ)には「床は清掃、洗浄しやすい構造が必要」、

別表19 第三号 (ニ)には「床や壁は水が染みこまないような、不浸透性材質が必要」とされています。

しかし、同じ施行規則の別表19 第五号 (ハ)では「キッチンカーにおいて第三号のニは適用しない」とされています。

なので、キッチンカーの床に関しては「床は清掃、洗浄しやすい構造」さえ満たしていれば問題がないとなります。

なので必ずしも水が染みこまないようなシートを貼り付けたりする必要はないということになってきます。

しかし「清掃しやすい床」をどこまで厳しく各自治体が求めてくるのかは、それぞれ異なってくるので、最終的には確認はしておいた方が無難です。

(別表第19 第三号)

ハ  床面、内壁及び天井は、清掃、洗浄及び消毒(以下この表において「清掃等」という。)を容易にすることができる材料 で作られ、清掃等を容易に行うことができる構造であること。

ニ  床面及び内壁の清掃等に水が必要な施設にあつては、床面は不浸透性の材質で作られ、排水が良好であること。内壁は、 床面から容易に汚染される高さまで、不浸透性材料で腰張りされていること。

(別表第19 第五号)

ハ 令第三十五条第一号の飲食店営業のうち、自動車において調理をする場合にあつては、第三号ニ、リ、ヲ及びタの基準を適用しない。

厚生労働省より

さいごに

唐揚げ丼

いかがでしたか?

食品衛生法が改正されたことを本記事で知った方や、床面の材質が絶対に不浸透性材質が必要と考えていた方がいらっしゃったのではないでしょうか?

もしこれからキッチンカーを開設しようと考えている方は、是非失敗しないための許可取得の流れも念のため確認してみてください!

キッチンカーの許可取得までにすべき流れ:※準備中

※ちなみに画像は私の大好きな唐揚げ屋さんの唐揚げ丼です(本サイトでも紹介しています)

キッチンカーについてのまとめ記事はこちら

参考資料


厚生労働省:PowerPoint プレゼンテーション (mhlw.go.jp)

キッチンカーの設備についてまとめ:【まとめ】キッチンカーに必要な設備についてわかりやすく解説 | 肥前正宗 食品・グルメ情報サイト (hizenmasamune.com)
キッチンカーの設備について法律の条文:【情報】キッチンカーに必要な設備をについて書かれている法律を紹介 | 肥前正宗 食品・グルメ情報サイト (hizenmasamune.com)

コメント